NHÂN KIỆTSince 2009

ニュース&ノウハウ

EORベトナムの費用|手数料・社会保険・VATの総コスト2026

ベトナムでEmployer of Record(EOR/記録上の雇用主)、いわゆる雇用代行を利用する費用は、「サービス料」と「法律で定まる雇用コスト」という2つの層に分かれます。 Nhan Kietのサービス料は総支給額の8%(1人・1か月あたり)で、下限は2,600,000ドン(約99米ドル)、上限は5,200,000ドン(約199米ドル)です。保証金・初期費用・解約費用・為替手数料はありません。その上に、法律で決まる雇用主の法定拠出金(ベトナム人は算定基礎の23.5%、外国人は22.5%)と、請求書全額にかかる8%の付加価値税(VAT)が乗ります。本記事は、給与5水準の実額計算とともに各項目を一つずつ分解し、御社が自ら総コストを組み立てられるようにするものです。すべての数値は2026年9月時点、拠出上限が変わった2026年7月1日以降の給与計算期間に基づきます。

要点

ベトナムのEOR費用はどのような仕組みで決まりますか?

ベトナムのEOR費用には「定額(多くは米ドル建て)」「総支給額に対する割合」「割合+下限・上限」の3つの型があり、どの型か、そして下限・上限がどこに置かれるかで、同じ給与でも総額は大きく変わります。Nhan Kietは3番目の「割合+下限・上限」を採用しています。

Nhan KietのEOR手数料はいくらですか?

Nhan Kietのサービス料は総支給額の8%(1人・1か月あたり)で、下限は2,600,000ドン(約99米ドル)、上限は5,200,000ドン(約199米ドル)です。保証金・初期費用・解約費用・為替手数料・別途のソフトウェア料はいずれもありません。

EORの月額請求書にはどんな項目が並びますか?

Nhan KietのEOR請求書は「総支給額」「雇用主側の法定拠出金」「サービス料」の3行に、その合計へ8%のVATを乗せた形です。従業員本人の拠出と個人所得税は総支給額から差し引かれるもので、請求額に上乗せされるものではありません。

雇用主が負担する法定拠出金は給与の何%ですか?

ベトナム人従業員では、雇用主は算定基礎の21.5%を強制保険に、加えて2%の労働組合費を負担し、合計23.5%です。外国人従業員は失業保険がないため22.5%になります。従業員本人の負担はベトナム人が10.5%、外国人が9.5%です。

ベトナム人の場合の雇用主負担の内訳は次のとおりです。

外国人従業員には失業保険が適用されないため、雇用主側は22.5%になります。従業員本人の負担はベトナム人が10.5%(社会保険8%、健康保険1.5%、失業保険1%)、外国人が9.5%です。組合員会費0.5%はこれとは別物で、実際に組合員である従業員のみが支払い、月額253,000ドンが上限です(決定61/QĐ-TLĐ)。上限効果の詳しい解説はベトナムの雇用主負担には上限がある(2026年)をご覧ください。

社会保険・健康保険の算定基礎に上限はありますか?

あります。社会保険・健康保険の算定基礎は、2026年7月1日から月額50,600,000ドンが上限です(基準額2,530,000ドンの20倍)。同日より前は46,800,000ドンでした。労災の拠出と2%の労働組合費も同じ基礎を用いるため、同じ上限を引き継ぎます。

失業保険にも同じ上限が適用されますか?

いいえ。失業保険(BHTN)の上限は別基準で、基準額ではなく地域別最低賃金の20倍に従います。第I地域は月額106,200,000ドン、第II地域94,600,000ドン、第III地域82,800,000ドン、第IV地域74,000,000ドンです。上限が2種類、基礎が2種類ある点が重要です。

総支給額1,000万〜1億ドンで、EORの総コストは実際いくらですか?

第I地域・扶養家族なし・2026年7月1日以降の給与計算期間・VAT8%込みの前提で、総支給額100,000,000ドンの月額総額は126,991,800ドン(上乗せ27.0%)、総支給額10,000,000ドンでは16,146,000ドン(上乗せ61.5%)です。各行は上記の料率から再現できる計算です。

総支給額(ドン)雇用主負担サービス料VAT 8%月額請求総額総支給額への上乗せ
10,000,0002,350,0002,600,000(下限)1,196,00016,146,00061.5%
20,000,0004,700,0002,600,000(下限)2,184,00029,484,00047.4%
30,000,0007,050,0002,600,000(下限)3,172,00042,822,00042.7%
50,000,00011,750,0004,000,000(8%)5,260,00071,010,00042.0%
100,000,00012,385,0005,200,000(上限)9,406,800126,991,80027.0%

総支給額100,000,000ドンでは、月額請求総額は126,991,800ドン(総支給額への上乗せ27.0%)で、総支給額10,000,000ドンの61.5%と対照的です。各行の内訳は次のとおりです。

総支給額10,000,000ドン

総支給額20,000,000ドン

総支給額30,000,000ドン

総支給額50,000,000ドン

総支給額100,000,000ドン

なぜ給与が高いほど上乗せ率は下がるのですか?

法定拠出金もサービス料も一定の水準で増加が止まる一方、給与は増え続けるからです。上乗せ率は5水準で61.5%、47.4%、42.7%、42.0%、27.0%と下がります。ベトナムではシニア職の方が給与額あたりのコストが低く、多くの財務部門が他の市場で培った直感とは逆になります。

VATはサービス料だけにかかりますか、それとも請求書全体ですか?

請求書全体です。8%のVATは、総支給額・法定拠出金・サービス料の合計に対してかかり、サービス料だけにかかるのではありません。労働者派遣の枠組みではNhan Kietが法的な雇用主であり、給与はNhan Kiet自身の人件費、契約総額がサービス売上となるためです。これがベトナムEOR費用で最も多い誤解です。

EOR費用に含まれないものは何ですか?

従業員の総支給額そのものに加え、手当・賞与・歩合、13か月目の給与やテト賞与、時間外割増、外国人の労働許可証・ビザ、退職時の法定精算は、いずれもサービス料とは別のパススルー費用です。これらは御社の実費であり、事業者の手数料として提示すべきものではありません。

13か月目の給与やテト賞与はEORの費用にどう影響しますか?

賞与は社会保険の算定基礎の対象外です。したがって、Nhan Kietの給与計算を通じて支払う13か月目の給与やテト賞与には、社会保険・健康保険・失業保険・労働組合費のいずれの法定拠出も発生しません。支払った月の総支給額に加算されて8%のサービス料の対象となり(下限・上限は据え置き)、請求書全体として8%のVATがかかるだけです。

契約前に確認すべき「隠れコスト」は何ですか?

価格は境界がそろって初めて比較可能になります。保証金の有無、1人あたりのオンボーディング/オフボーディング費、為替スプレッド、プラットフォーム料、割合の算定基礎(総支給額か狭い基礎か)、最低人数・最低契約期間、そしてVATの課税基礎——これらは署名後に数字を変える項目です。

複数のEOR事業者の料金はどう比較すればよいですか?

同じ給与・同じ通貨で、各社の総額を同じ方法で組み立てて比べます。法定拠出金は法律で決まるためどの事業者でも同じで、ここが食い違えば一方が上限を誤っています。2種類の上限のどちらがどの拠出に適用されるかを答えられない事業者は、御社が購入しているコンプライアンス業務をしていません。

EORと現地法人設立では、どちらが費用を抑えられますか?

少人数や不確実なタイムラインでは、通常EORの方が安くなります。法人は雇用人数にかかわらず固定費がかかるためです。設立には通常2〜6か月かかり、投資登録から会計・税務申告・給与事務まで維持コストが続きます。損益分岐は自社法人の想定コストと人数次第です。

駐在員(日本人)をEORで雇用する費用はベトナム人と違いますか?

違います。EORで雇用する日本人は現地採用の外国人従業員(いわゆる出向の駐在員とは別)で、失業保険がないため雇用主負担は23.5%ではなく22.5%です。退職金の扱いは逆転し(控除する失業保険期間がないため、勤続1年あたり半月分を当初から見込みます)、労働許可証は現地に拠点を持つ名義雇用主に発給されます。労働許可証・ビザの費用はEORのサービス料には含まれません。

日越社会保障協定でベトナムの社会保険は免除されますか?

いいえ。日越社会保障協定は2026年9月時点で発効しておらず、2025年7月に政府間交渉が始まった段階です。日本国籍者がベトナムの強制社会保険を免除される仕組みは、現時点で存在しません。仮に将来発効しても、免除は原則として、派遣(出向)で送出国の制度に残る労働者に限られます。

労働許可証やビザの費用はEORに含まれますか?

含まれません。労働許可証は別建てです。政令219/2025/NĐ-CP(2025年8月7日施行)第4条により、労働許可証は、外国人が実際に働く省に本社・支店・駐在員事務所・事業所を持つ名義雇用主に対して、省人民委員会が発給します。Nhan Kietが手続きを一貫して代行しますが、許可は契約上の雇用主名義で発給されます。

EORの請求にベトナムの外国契約者税や日本の源泉徴収税はかかりますか?

通常のEORの流れでは、どちらもかかりません。Nhan Kietはベトナムの居住法人で、請求書にVATを課すため、外国契約者税(FCT)は生じません。日本側も、ベトナム国内で提供される役務への支払いは日本の国内源泉所得に当たらないため、源泉徴収は不要です。ただし、役務が日本国内で行われる場合や日本に恒久的施設がある場合は別です。

従業員の退職・契約終了にかかる費用はいくらですか?

Nhan Kietはオフボーディング費も解約手数料も取りません。残るのは、従業員に支払うべき法定額の実費のみです。ベトナム人の退職金は通常ほぼゼロになります(2009年以降の失業保険加入期間が控除されるためです)。外国人は控除する期間がないため、勤続1年あたり半月分を当初から見込みます。

EORの料金はどの通貨で請求され、日本から送金できますか?

料金はベトナムドンで見積り・請求されます。米ドル表記は目安の換算です。外国通貨での銀行振込による支払いも可能で、非居住者である外国企業向けには適法です。定額の米ドルで提示された場合は、ドンとの換算差(為替変動)を誰が負うかを必ず確認してください。

契約の法的枠組み(労働者派遣かサービス契約か)は費用に影響しますか?

価格そのものよりも、価格が適法にカバーできる範囲とVATの構造に影響します。ベトナムにはEOR専用の法律がなく、労働者派遣(再派遣)か、商法に基づくサービス契約のいずれかで組む必要があります。枠組みが誤っていると、クライアントが直接処罰されることもあります。

2027年からVATが10%に戻るとEOR費用はどう変わりますか?

8%は軽減税率で、決議204/2025/QH15により2026年12月31日まで有効です。延長がなければ、2027年1月1日から10%に戻ります。VATは請求書全体にかかるため、2027年をまたぐ予算は10%を前提に組むのが安全です。総支給額100,000,000ドンの例では、VATは9,406,800ドンから約2%分の税率差だけ増えます。

署名前の短いチェックリスト

法的根拠

Nhan Kietについて

Nhan Kiet(ニャンキエット人材供給有限会社/Công ty TNHH Cung Ứng Nhân Lực Nhân Kiệt)は、2009年4月からベトナムで給与計算と雇用を手がけ、34省で500社超のクライアントのために40,000名超の労働者を雇用しています。労働者派遣(再派遣)許可 番号15/2019/SHCMと、職業紹介事業許可 番号22139/2023/45/SLĐTBXH-VLATLĐを保有し、EORの価格を見積り依頼ではなく公開しています。人材は5〜7営業日で着任でき、法人設立に通常かかる2〜6か月と対照的です。

免責事項

本記事は一般的な情報であり、個別の法務・税務助言ではありません。内容は2026年9月時点のものです。実際の適用は各社の状況や最新の法令改正により異なる場合がありますので、具体的なご判断の前に、当社または有資格の専門家にご確認ください。

Need advice for your own headcount?
Call +84 908 636 108 or see labour compliance, payroll outsourcing, EOR Vietnam.

← 記事一覧へ

電話 +84 908 636 108 Zaloで問い合わせ